高校の友人と一緒に東京に戻ってそのまま家にお邪魔した。新幹線の中でコミュニティの話になった。いつまでも同じコミニュティにいるのはどうなんだとか、新しいコミニュティだとしてもあっさい付き合いなら意味ないやんとか、そのあたりを話した。僕はいつまでも同じコミニュティにいたって別にいいんじゃないかと思っている。微妙な見解の違いがあった。
手ぶらでいくのも何だから、友人の奥さんにスタバのラテを途中で買っていく。ジンジャーブレッドラテが好きらしい。ウーバーで山程中華を頼んで、ルーフトップで酒飲みながら三人で食べる。めちゃくちゃ気持ちがいい。
始めて友人の奥さんとちゃんと話した気がする。奥さんは微妙に僕らの地元の感じとは違う、友人を通すとよく分かる。僕と友人の会話は何だかすでに記号化されていて、こう言えばこうなるというのがある程度あるけど、奥さんが入るとそうはならない。昨日までずっと結婚式から三次会まで一緒にいた友人と僕、友人と奥さん、いつもと違う感じがまた良い。
誰かとコミニュケーションが取れたと思うときはどんなときですか。とインターンの面接の時に聞かれた質問のことをいまだに覚えている。当時はまじで意味わからん質問だなと思って、まともな回答ができなかったけど、あれからたまに思い出す。今回コミュニケーションが取れた、打ち解けたなと思ったときは、友人の奥さんに今度ハリーポッター鑑賞会しようと言われたときだった。これまであった壁みたいのがなくなった気がした。こういうのでいいんだよなきっと。今度聞かれたらそう答えよう、ハリーポッター鑑賞会しようって言われたときです。ちなみにそのインターンの選考はちゃんと落ちた。
バルコニーで夕日を浴びながらビールを飲んで競馬をする。友人の家に来たときだけ2000円位を目処に彼のアプリ経由で賭ける。1回も当たったことはないけど、100倍とかそんなのを毎回買っている。システムで買ってレースの決着がつくまではたしかに自分には100万円が振り込まれた気がしている。夕日を浴びながら気持ちの良い風を浴びていると、もうそれだけで満足した気持ちになっている。今回も思いっきり負けたけど。大丈夫。それにしてもルーフトップは最高だ。日曜の夕方、風が気持ちいい。夕日が綺麗。風が通ってたまに電車がうるさいけど。家を立てるとしたら絶対に庭か、ルーフトップを作る。でかい椅子とテーブルをおいてゆっくりする。
夕方くらいには帰って、最寄りについたところで大雨であたりが真っ暗になっていた。みんな改札を出たところで雨が止むのを待っている。
自然にはどうしょうもないよね。色々できるようにはなったけど、大雨はどうしようもない。面白いな。こんなに多くの人がなすすべなくなってるやん。イケイケのサラリーマンも、腰の曲がったおばちゃんも小さな子供もお母さんもみんなおんなじ場所でおんなじように雨が止むのを待っている。
カフェに入ってつよしさんにもう一本送ってもらうように連絡する。本当にこちらはお願いするだけで申し訳ない。テーマになりそうなことは提供するけど、あとは適当に話してという感じで毎回音声ファイルを送ってもらっている。ほんとに勝手なものだと我ながら思う。
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