今日まで気が落ちていた。気温の低下と気持ちの低下は比例する。日中家に誰もいないときはエアコンを切っているので、帰ってきてからもしばらく寒い。足先がとても冷たくて、ご飯を食べていてもくるぶしあたりの冷えが気になって、足をまごまごさせてしまう。
最近はちゃんと料理しようということになって、3日に1回くらいちゃんと料理らしいことをしている。週の前半は大根と鶏肉の煮物をタッパー4個分くらい作って毎晩副菜にして食べていた。今は一昨日つくった根菜と鶏肉の筑前煮を作り置きして食べている。チンするだけでほこほこしたものが食べられるのはそれだけでありがたい。
先日夫婦で高校の友人2人と会った。我々夫婦はその友人1人とそれぞれ仲が良いが、友人同士はそこまで仲良くない。体育祭の同じチームだったとかその程度で、卒業以来は会っていないと。僕の方の友人は最低でも月一くらいで会うくらいの仲。最も会う頻度が高い人。
自分は明確に、夫婦で自分の友人と会うことを避けていた。それが妻にも友人にも不義理のように思われることは何となくは分かっていたけど、自分の友達を妻に紹介したり、妻を友人に紹介するというのは、周りの人がそうするように気軽にできることではなかった。妻との空気があるし、友人との空気がある。この空気の中で成り立つ関係があって、混ざり合うことでなくなる関係が怖かった。それぞれの心地よい関係があると思っていた。
何で会おうと思ったかというと、これと言って明確な理由があるわけでは無いが、妻の友人は結構な頻度で家に泊まりに来ていてたのがきっかけと思う。いろんなタイプの人が泊まりに来た。友人と話す妻はいつもよりも口数が多く、会話のテンポが早く、少しテンションが高く、声がいつもより低い。いつもと違う感じの妻をみることはこちらも楽しく、そして妻の方は何も気にしてはいなそうだった。
幼少期、授業参観や野球の試合に親が見に来るのが嫌だった。親を友人たちにみられることに対してどうこう思ったことは一度もない。うちの親は偉大な方だとずっと思っている。嫌だったのは自分と友人との関係をみられることで、普段と違う感じの自分をみられることが恥ずかしくもあり、何だかとても厭らしい事のように思っていた。ひどい子供だと思う。
金曜までの疲れがたまっていて、とてつもなく体調が悪かった。土曜朝起きて図書館に来たが、猛烈な倦怠感に襲われて1時間もしないうちに家に戻ってずっとソファで寝ていた。15時くらいに妻に起こしてもらい、17時に渋谷の居酒屋に四人で集まる。体調はまだ良くなっておらず日本酒を飲み始めたあたりで猛烈にお腹を下し、それ以降なぜか絶好調になった。その後大量のお菓子を買い込み、お酒を飲みながらボードゲームできるところに行き、11時くらいに解散する。
緊張するかと思っていたけど、体調悪いおかげ?で自然に入れた気がする。どちらかというと友人との関係性が強く出ていたと思う。いつも友人とふたりで会うときのように、友人と妻の友人とも話し、妻と話すときはやっぱりちょっとぎこちなくなった。別に嫌な感じはしない。友人との空気の中に妻がいたかなと思う。妻にとっては不思議な感じだったかもしれない。家に帰ってから、いつもより声が大きくてよくしゃべるね、と言われた。そうかなと答えた。